セルジュロは幼少期のころからビートルズ愛好家として豊富な知識と膨大な資料に毎日眼を通していた。
セルジュロは3年生でビートルズの全ヒットチャートの記録を事細かに記憶したのだ。
一方ナシェルは両親共々の日頃の情事を盗み見しエロティシスムの分野に高い関心を見せジョルジュ・バタイユ、フロイト等に読み耽る。
4年生で処女論考"身体的成熟と性的衝動に於ける感電的な感性"を書く。
その論考は学校内、教員の間でも物議をかもした。
しかしその論考を高く評価した精神分析家でもあった算数教師ミハエナの尽力で雑誌クレイムに掲載され"エロティシスム文学の早熟"と謳われ絶賛される。
その頃セルジュロも4年生という若さながら音楽評論家であった叔父の勧めでヘルセインという偽名で音楽評論を行い独特なビートルズとの比較で多くのファンを獲得していった。
しかし学校生活では音楽の時間に担当の教師やクラスメートが"Hey Jude"を合唱し"何てハッピーな曲なんだろう"と言った事に対し"しかしジョンとヨーコは自分たちへの励ましの曲だと勘違いしたんですよ。
ハッピーだなんて"と発言し皆から嫌悪される。
そして4年生の冬にセルジュロは学校生活、教師やクラスメートへの抗議として保健室へ行きその時偶々保健室の事務員とセクシャルヒーリングについて語っていたナシェルと数分相談し"ベット・イン"を決行した。
そのベット・インの際に初めてナシェルとセルジュロは会話をしたのだった。ツヅク、、、、
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