2013年にデビューした新たなシンガーソングライター、BANKS(バンクス)。
アメリカを拠点に活動する彼女は、
微睡みを誘うようなメロディと、ダ
ウナーな声を持つ。
フィオナ・アップルを彷彿とさせる、
艶っぽさとダークさを秘めた期待の新人だ。
R&B、オルタナティブ、ヒップホップ、エレクトロ…彼女のサウンドは、
いずれの枠にも当てはまらない。
いや、むしろいずれの枠にも当てはまる、
が正しいだろう。
時に吐息までを伝えるかのようにセンシュアルで、
時に感情をぶちまけるようにエモーショナルな作曲は独創的だ。
まずは彼女が最初に世に送り出した<Before I Ever Met You>をお聴き頂きたい。
https://www.youtube.com/watch?v=zzSQ67fhk6g
彼女の書く言葉は、
甘い愛を囁くわけでもなく、
過ぎ去った恋に後悔するわけでもない。
ただそこにある事実を、ありありとメロディへ落とし込む。
機械的で温度の低い言葉が、
反するように温情的な音へ乗る。
このギャップが癖になる要因のひとつとも云えるだろう。
<Drowning>
https://www.youtube.com/watch?v=HzGHgQBPyV0
<Beggin For Thread>
https://www.youtube.com/watch?v=Twix375Me4Q
<Warm Water>
https://www.youtube.com/watch?v=hYG3iIcZOkw
<Brain>
https://www.youtube.com/watch?v=NL9T42SVnN0
未だ公開情報が少なく謎も多い彼女だが、
紐解くには彼女が生み出す音の世界を楽しむのが最良の方法なのかもしれない。
**自己紹介**
森永 睡(もりなが ねむ)
ヒップホップやR&G、アンビエントからV系まで幅広く好む20代。
先入観を捨て、あらゆるジャンルを垣根なく好みたいと日々模索中。
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